【手の痺れ】
実は私、PBP完走後からこの記事を書いている12月初旬現在、ずっと左手の人差し指と中指の痺れに悩まされている。整形外科と整体に通っているが、今のところ治る見込みは無さそうである。医者から半年~1年間程度で治まるだろうと言われており、その間は当然ながら病状の悪化を防ぐため、自転車に乗ることを禁止されてしまっている(指先の感覚が完全に消失しているので、そもそもブレーキ操作を考慮すると大変に危険なので言われずとも乗る気は無い)。そのため、3ヶ月以上にわたり自転車には一切乗れていない状況である(ロードバイクに使用していたFC-6800が例のリコールで不良が確認され、パワーメーターが取り付けられた状態で戻ってくるのは当面先だし)。
さて、そうなると深刻になってくるのは運動不足と体重増加である。特に私は何も意識せずに過ごしてると、1~2ヶ月程度で+10kg太るというのは過去の経験から把握しているため、早急な対策が必要であると考えた。そこで目を付けたのはランニングである。
ランニングであれば①始めるにあたってさほどコストはかからない②自転車で鍛えられた心肺機能を活かせるということで参入障壁が低く、平日の帰宅後のちょっとした時間に行えるため効率も良いと考えた次第である。有酸素運動という点では水泳もあるが、わざわざプールにアクセスする必要性があること、何より全く泳げないためこちらは却下である。
【ランニング開始】
というわけでランニングシューズやら何やらを一通り買い揃え、ランニングを初めてみる。最初は加減がわからずいきなり20km走ってみたりしてトライアスリートの知人に怒られたりしながら試行錯誤を繰り返した結果、下記の通りの運動頻度で落ち着いた。
・週に3~4日
・距離は10km前後
最初は1キロ5:30~6:00分のペースで走っていたところ、一ヶ月ほど継続した結果4:30~5:15程度で走れるになってきた。大して筋肉痛も出ない。知人に唆されて2月に開催される大阪マラソン(フル)にもエントリーし、「これからサブ4も余裕だわw」とか言ってしまう程度には調子に乗ってしまっていた。そしてそれはある日突然、訪れる。
右下半身の足腰めっちゃ痛ぇ!!!!!!!
【ひたすらに痛い】
結論から書くと、この痛みは発症後3週間が経過した段階で殆ど治まり、4週間経過した現在は全快している。整形外科にレントゲンで確認してもらったところ、疲労骨折でもなく単純に股関節付近の筋肉を傷めたのであろうとのことであった。しかし、殆ど痛みが引くまでの3週間、通勤時にちょっとした階段を昇り降りすることすら大変な苦痛を伴う日々であった。もうそろそろ再開しようかとも考えてはいるものの、年末ということもありなかなか時間が確保できないこと、何より歩くたびに襲ってくるあの激痛のことを考えると、どうしても二の足を踏んでしまうというのが本音である。
整体にいけば改善される可能性があるとのことで、職場の近所にあるスポーツに強い整体に行ってみたところ、「右下半身を痛めるのは、その対角線上の左上半身が何らかの問題を抱えているから=腕の痺れを取らないことには、またすぐに再発する可能性が高い」との見立てであった。人間の身体というのは、不調となっている箇所の対角線上でカバーしようとする性質があるらしい。私の場合はランニングの際に左上半身が上手く使えておらず、右下半身に負担がかかってしまう、という理屈らしい。
…八方塞がりじゃん。
【サイクリングの身体負荷の低さ】
ことここに至り、改めて自転車の身体負荷の低さについて実感する日々である。勿論、自転車でもポジションがしっかり出せていない状態で無茶な走り方をすれば膝等を痛める可能性はあるが、逆に言うと適切なセッティングさえ出せていれば、毎日何十kmと走ろうが、それこそ600kmブルベくらいまでなら大きな故障を恐れることはなく楽しめる。しかしランニングはそうはいかない。『何千~何万回もの路面からのインパクト』は全て自分の身体でダイレクトに受け止めることになる。言うなれば自傷行為である。自転車乗りが持ち前の心肺能力を何も考えずに振り回すと、あっという間に大怪我まっしぐらとなるだろう。
逆に言うと、ランナーが自転車を始めるとモリモリ速くなると思われる。(お財布以外に)ネガとなる要素が一切無いためである。
【まとめ】
そんなこんなで今やもうすっかりやる気が消失している。Twitter(Xとは意地でも呼ばない)のTLを見ていると、自転車もランニングも両方楽しんでいる人が多く、やれウルトラマラソンだのサブ3だのといった情報が流れてくるが、どうにも自分はそちら側にはいけなさそうである(サブ3は普通にバケモンだと思うけど)。
とりあえず自転車勢でランニングを始めようと考えている人は、
・強度を上げ過ぎない事(自転車と同じ頻度・強度を求めると間違いなく体がぶっ壊れる)
・走行前後の準備運動やストレッチを欠かさない事
・無理なく通える範囲で良い整体を見つけておくこと
が大切なのかな、と個人的には思います。
とりあえず私は左腕の痺れが取れるまでは大人しく過ごすことにします。
大阪マラソン、どうしようかな…。
それではみなさんも、いいFestive500年末を!
実は私、PBP完走後からこの記事を書いている12月初旬現在、ずっと左手の人差し指と中指の痺れに悩まされている。整形外科と整体に通っているが、今のところ治る見込みは無さそうである。医者から半年~1年間程度で治まるだろうと言われており、その間は当然ながら病状の悪化を防ぐため、自転車に乗ることを禁止されてしまっている(指先の感覚が完全に消失しているので、そもそもブレーキ操作を考慮すると大変に危険なので言われずとも乗る気は無い)。そのため、3ヶ月以上にわたり自転車には一切乗れていない状況である(ロードバイクに使用していたFC-6800が例のリコールで不良が確認され、パワーメーターが取り付けられた状態で戻ってくるのは当面先だし)。
さて、そうなると深刻になってくるのは運動不足と体重増加である。特に私は何も意識せずに過ごしてると、1~2ヶ月程度で+10kg太るというのは過去の経験から把握しているため、早急な対策が必要であると考えた。そこで目を付けたのはランニングである。
ランニングであれば①始めるにあたってさほどコストはかからない②自転車で鍛えられた心肺機能を活かせるということで参入障壁が低く、平日の帰宅後のちょっとした時間に行えるため効率も良いと考えた次第である。有酸素運動という点では水泳もあるが、わざわざプールにアクセスする必要性があること、何より全く泳げないためこちらは却下である。
【ランニング開始】
というわけでランニングシューズやら何やらを一通り買い揃え、ランニングを初めてみる。最初は加減がわからずいきなり20km走ってみたりしてトライアスリートの知人に怒られたりしながら試行錯誤を繰り返した結果、下記の通りの運動頻度で落ち着いた。
・週に3~4日
・距離は10km前後
最初は1キロ5:30~6:00分のペースで走っていたところ、一ヶ月ほど継続した結果4:30~5:15程度で走れるになってきた。大して筋肉痛も出ない。知人に唆されて2月に開催される大阪マラソン(フル)にもエントリーし、「これからサブ4も余裕だわw」とか言ってしまう程度には調子に乗ってしまっていた。そしてそれはある日突然、訪れる。
右下半身の足腰めっちゃ痛ぇ!!!!!!!
【ひたすらに痛い】
結論から書くと、この痛みは発症後3週間が経過した段階で殆ど治まり、4週間経過した現在は全快している。整形外科にレントゲンで確認してもらったところ、疲労骨折でもなく単純に股関節付近の筋肉を傷めたのであろうとのことであった。しかし、殆ど痛みが引くまでの3週間、通勤時にちょっとした階段を昇り降りすることすら大変な苦痛を伴う日々であった。もうそろそろ再開しようかとも考えてはいるものの、年末ということもありなかなか時間が確保できないこと、何より歩くたびに襲ってくるあの激痛のことを考えると、どうしても二の足を踏んでしまうというのが本音である。
整体にいけば改善される可能性があるとのことで、職場の近所にあるスポーツに強い整体に行ってみたところ、「右下半身を痛めるのは、その対角線上の左上半身が何らかの問題を抱えているから=腕の痺れを取らないことには、またすぐに再発する可能性が高い」との見立てであった。人間の身体というのは、不調となっている箇所の対角線上でカバーしようとする性質があるらしい。私の場合はランニングの際に左上半身が上手く使えておらず、右下半身に負担がかかってしまう、という理屈らしい。
…八方塞がりじゃん。
【サイクリングの身体負荷の低さ】
ことここに至り、改めて自転車の身体負荷の低さについて実感する日々である。勿論、自転車でもポジションがしっかり出せていない状態で無茶な走り方をすれば膝等を痛める可能性はあるが、逆に言うと適切なセッティングさえ出せていれば、毎日何十kmと走ろうが、それこそ600kmブルベくらいまでなら大きな故障を恐れることはなく楽しめる。しかしランニングはそうはいかない。『何千~何万回もの路面からのインパクト』は全て自分の身体でダイレクトに受け止めることになる。言うなれば自傷行為である。自転車乗りが持ち前の心肺能力を何も考えずに振り回すと、あっという間に大怪我まっしぐらとなるだろう。
逆に言うと、ランナーが自転車を始めるとモリモリ速くなると思われる。(お財布以外に)ネガとなる要素が一切無いためである。
【まとめ】
そんなこんなで今やもうすっかりやる気が消失している。Twitter
とりあえず自転車勢でランニングを始めようと考えている人は、
・強度を上げ過ぎない事(自転車と同じ頻度・強度を求めると間違いなく体がぶっ壊れる)
・走行前後の準備運動やストレッチを欠かさない事
・無理なく通える範囲で良い整体を見つけておくこと
が大切なのかな、と個人的には思います。
とりあえず私は左腕の痺れが取れるまでは大人しく過ごすことにします。
大阪マラソン、どうしようかな…。
それではみなさんも、いい